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マスコット01 空気ノ機械ノ尾ッポって?

空気ノ機械ノ尾ッポvol.11
〜 でぃんどん 〜

 


Cast 原寿彦 / 松川晃子 / 平純一郎 /滝友美
   高橋清彦(アクターズオフィス)
   有働マコ / 小高 章 / 能村祥代 / 来栖隆文
   北  昂 / 大数みほ / 林田剛志

Stuff 照明:池田圭子 / 宣伝美術:井手口智人
   音響:仙浪昌弥 / 舞台監督:岩間麻衣子



vol.11チラシ

vol.11〜写真1


Story内容

ちょいと当たったところから「音」が転がり出てくる。
なんだか「いい音」だ。
この音がどんな音なのかをあなたに伝えたい!
という「いい音」の話。

台本抜粋

〜シーン4.聞いて欲しい より〜写真↑
E 音が鳴る
F うん
E こんな音
F うん
E こんな音でもなくてよかったのに
F それぞれの性質の違いでその音だ
E こいつが選んだ音なのか?
F 何も考えてなんかいないさ、モノだ
E 発するモノがあるのに?
F 発していてもモノだ
E 何か言っているんじゃないかと思う
F なんでそんなこと言ってるんだと思う
E なるほどね
F 君はこいつ、私は君を知りたいよ

vol.11〜写真3  vol.11〜写真4

舞台風景

の舞台は、空き缶で作りました。様々な色をまとった空き缶達で出来る世界をお楽しみください。下手奧にあるのはワイヤーで繋いだ缶のすだれ。全部で400本くらいを使用しました。舞台上には200本くらいをばらまいています。写真時はゲネで、少ない時のものです。
 
vol.11〜写真2

vol.11〜写真5 vol.11〜写真6 vol.11〜写真7 vol.11〜写真8

「ロミオとジュリエット」を手にしたわけ

ロミオとジュリエットの別れのシーンに雲雀が出てきます。「デインドン」のラストシーンはそれを引用しています。

さて、これは、お陽さまと雲雀の話です。
むかし、お陽さまは、地上に住んでいました。お陽さまはとっても貧乏で天上へ行く事ができません。どうにかならないものかと、考えました。一方、雲雀は、大金持ち。空をすいすいと優雅なくらしをしています。ある日のこと、お陽さまと雲雀がぱったり逢いました。大困りのお陽さま、大金持の雲雀に借金を申込みました。
「それはそれは、お困りのことでしょう」と雲雀。
「貸していただけますか」「はい、はい」とお陽さまは雲雀に、借金をしました。借金したものの、お陽さまは悔しくてたまりません。それから、大奮発。朝早くから、夜遅くまで、せっせせっせと働きます。少々、働き過ぎほど働いて、借金を返しました。でも、働き癖ってあるのでしょうか。お陽さま、それからも休まず働き、立身出世をなさいます。そして、天上へ昇ることができました。
こんなことがあってから、金貸しの雲雀は
「お陽さまに 金貸した お陽さまに 金貸した」
 と、鳴きながら、天へ昇って行こうとします。天まで、行けるわけがありません。お陽さまは、雲雀がうるさく叫ぶのが気になってしょうがありません。
雲雀は鳴きます。
「日 一分 日 一分 利 取る 利 取る」
なるほど、お金は返金したとはいえ、利息の計算はしなかったのです。お陽さまは「私は、春になると朝早くから、明るくしたり温めたり、雨を降らせたりしているのだから、利子は負けておくれ!」 と、言います。それでも、雲雀は負けません。毎日、毎日、
「ヒ イチブ ヒ イチブ リートル リートル」
と、鳴きながら天へ舞い上がります。 
雲雀の鳴き声に耳をすませて聞いてみてください。「日 一分、利 取る」と、聞こえます。
これは、東北地方にある民話です。

ご挨拶

座長はあまり歌がうまくない。
彼は、とても心地よさそうに鼻歌を歌う。あまりに心地よさそうなので、その歌が何の歌なのか聞いてはいけないと思う。よーく聞いてみると「イージーライダー」だ。心地よく歌うわけだと周囲は頷く。その歌の心地よさを周囲も知っている。だからか、誰も彼に何も言わずへたくそな鼻歌をBGMに仕事をする。この時間、この場所を愛しく思うんです。---これが作品を書くにあたっての発端。

今回のタイトル「デインドン」は英語圏での鐘の音「ティンドン」からとりました。
私にとって、鐘の音といえば「ゴォ〜ン」または「カランコロン」。犬の声も「バウワウ」とは聞こえない。ましてや鶏の鳴き声が「クックドゥドゥルドゥ」などとは想像を超えた域。
さて空気ノ機械ノ尾ッポの「音」は、どう聞こえますか? 
今回のお芝居は、「音」です。
お芝居は、時にはオルゴールのように、また、ラジオのように、また、工事現場のように、様々な音が鳴りやまずに続いていきます。
途中、お客様に挑戦していただくこともあります。何卒、よろしくお願いいたします。
80分の『音』をどうぞ、聴いてくださいませ。
著: 松川晃子

 


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