![]() |
空気ノ機械ノ尾ッポのホームページ
|
|
![]() |
||||||||
![]() |
|
![]() |
|
私の故郷は石川県金沢。そこに母も父も健在です。その母から電話があった。内容は私の体の心配と金銭的なことだった。 …まったく、今年30にもなろうというのに…。小一時間ほどたわいもない話をした後、電話を切ろうとした私に母が「だらしないことしてないでよ、いつでも思っていますからね」なんて…なんて照れるような一言を投げた。投げっぱなしで母は電話を切った。 恥ずかしながらとても嬉しかった。 …いったい私は何をしているんだ。母が私を思いだしているこの今、この瞬間、何をしているんだ、と。母に対しても父に対しても恥ずかしくないようにいたい。それはどういうことなのかはわからない。けれど、ただ心がけていようと思う。いつの日か、それが母や父の死に際かもしれないが、「ご心配には及びません。私のやり方で私は生きてこれましたよ。ありがとう」と胸を張って言いたい。 …言いたい? これではただの願望ではないのか。いつかこうしたいということじゃないか。 そんなことは今はどうでもいい。いったい、私は今何をしているんだ。お願い事か? そんなもんなのか? とまあ、こんな流れで今回の作品を書くに至りました。 【今】をモチーフにごく普通に生きる男と極端に生に走った男の話です。 空気ノ機械ノ尾ッポの芝居をご覧になった方には察しが付くかと思いますが、物語演劇ではありません。シーンの羅列に他ならないものです。それを物語として完成させるのは役者たちの、そして見ていただく方々の想像力です。 この「イマボク」をご覧になったお客様達が、両腕を伸ばし体全身、頭の中まで爽快感に浸って頂ければ今回の芝居「イマボク」が成功したという事でしょう。著・松川晃子 |
| -------Site Map | Contact Us |©kuukinokikainooppo since 2005 All Rights Reserved |